8月17日(木) 解体2日目の朝。
いつもより少し早めに起きて出勤の準備をした。
早く起きた理由は一つ。解体途中の我が家を見に行くためである。
準備を整えカメラ片手にアパートを出た。
外は曇っていた。
自転車で行こうか迷ったが歩いていくことにした。
アパートから我が家まで歩いても2、3分。
角を曲がると我が家は見える。
昨日のお昼にはあったヒマラヤ杉もなくなり我が家から緑はなくなっていた。

縁側から家に中に入ることにした。
「う〜ん、どうしよう」
靴を脱ごうか、土足でいこうか…迷った。
家の中の畳は既になくなり廊下には靴の跡もある。普通なら何も考えずに土足で入るところだがなぜだか迷った。
30秒後、靴を脱ぎ家に入った。綺麗な場所を選び家の中を一周した。
台所、茶の間・・・襖の敷居の上を歩いていた。
我が家は「田」の字の家だった。
アパートに帰ろうと部屋を見ると隅に小山が一つ。それはタンスの裏で長年溜まったほこりだった。
その量にギョッとしながらも家の歴史を物語っているようだった。
さて、今日はどこを解体するのだろう…