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二輪免許のバージョンアップは先送りせざるを得なくなった。
ここで、また一つの問題が・・・。 暖かな時期まで入校を遅らせると卒業した8月から半年が経過してしまう。卒業日に提出した二輪バージョンアップの申込書の有効期限は半年間である。半年以内に入校しなければ特別価格で入校できない。 この特別価格はとてもお得で、半年以内に他の車種の入校をすると数万円割引されるサービスである。 暖かくなる3月になっての入校ではこの価格の適用は無理。この価格での入校を可能にするにはどうしたらよいものかと考えた。 方法はただ一つ。 「別の免許を取得する」 職場では二輪の他に大型、牽引、大特の教習も行われている。この3種類の中から迷うことなく「大特」の免許を選択した。 大特の免許に興味を持ったのは数年前のこと。 事務所からコースを眺めていたときのことだった。いつものように大特教習車がコースを走っていた。車の前についている大きなシャベル(バケット)をみながらあれはどうやって動かすのだろう?とふと思った。甥っ子とよくシャベルカーのおもちゃで遊んだ記憶がある。できれば本物を動かしてみたいと思った。そのことを銀河に話してみたら、帰ってきた言葉は、「面白いやつだな、あのバケット操作の練習は数分程度、教習所は公道を走る練習をするとこだよ。」と言われた。 そんな公道を走る練習してもつまらない!! もしコースに大きな砂場が二つあり、大特の教習で砂場から砂場まで砂を運ぶ練習があったらどんなに楽しいだろうと思った。大特免許には興味を失いつつもバケット操作への憧れは諦めきれずにいた。 その後、大特免許に向けて朗報が入った。実は大特はAT車であることが判明した。 運転音痴の私にとってAT車かMT車かはとても重要なことである。現在の私の免許に「AT車に…」に限るの文字はない。つまりマニュアル車を運転してもよい免許である。しかし、「運転してもよい」と「運転できる」には大きな違いがある。私の場合、「運転してもよいが実際に運転できるかは疑問である」ちなみに免許取得後、マニュアルの車を運転したことは数えるほどもない。こんな私にとって大特がAT車であることは願ってもないことであった。大特免許を取得したい気持ちがひしひしと膨らんでいった。 そして今日を迎えた。 ちょうどよいこの機会に数年前から考えていたことを実現しようと思った。 そして銀河に大特の免許をとると宣言した。銀河からは「もったいない」と大反対された。多分、銀河でなくてもたいていの人が銀河と同じことをいうだろう。 大型の免許ならもし職がなくなったとしても職探しの際に役立つ可能性がある。転職しなくとも親族大旅行などで大型レンタカーを借りた際、運転手として活躍する場があるかもしれない。 それでは大特はどうであろう。ほぼ活躍できる場面は「無」に等しい。なんのためにこの免許があるのか?と思うくらい私にとって活躍する場面はないであろう。 O型で動物的本能が強い銀河にしてはめずらしく冷静で理論的な話を続けた。申込書の有効期限(卒業後、半年以内の入校特典)のために入校を考えているならば半年以上経過しても卒業生割引で入校する場合と乗ることがない大特の免許にかかる費用を比較して決めるべきだと言った。銀河の言っていることに間違いはなかった。銀河の言葉に納得しつつも、「でも…」と思う気持ちが交錯し入校の申込みができずに日々が過ぎていった。 そんな私に、「Go!!」の点火をつけた出来事が発生した。 つづく… |
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