第43回 奇跡
ロビーで検定の結果を待っていた。
「只今から卒業検定…」と放送が流れ、ロビーに人が集まった。合格している場合は電光掲示板に受験番号のランプが点灯する。不合格の場合は検定室に行き担当検定員から悪かった点などを聞くことになっている。
私はすぐに検定室に入れるように扉の前で待っていた。
検定合否の案内の放送が終了し合格者のランプがついた。
不合格とは思いつつも掲示板に目がいった…
 
「18」のランプが点灯していた。奇跡が起きた。おもわず「えっ!!」と声が出てしまった。よく事務所で仕事をしていると合格発表時の歓声を聞くことがあるが歓声のあがる気持ちがよくわかった。99%不合格だと思っていたので喜びも倍増した。
合格発表後、続いて放送が流れた。「本日は全員合格しました。おめでとうございます。」
検定終了後、私と同じく肩を落としていた彼も合格していた。
 
喜びに浸っている時間もなく放送が入り、朝、集合した教室に全員が集まった。朝と同じ席に座った。誰一人かけていることはなかった。卒業の書類を持って管理者が教室に入ってきた。一人ひとりに書類が渡され卒業式が開始した。
「皆さんおめでとうございます。全員合格というのは今年に入って2回目となります。全員が合格することは私にとっても大変、喜ばしいことです…。」と管理者が話を始めた。
その後、書類の確認を行った。卒業証明書、受験者登録票が入っていた。この二つの書類はよく目にするもの。コンピュータで打ち出しをしているため書式の変更や内容の印字に変更があった場合には必ず修正の依頼がくる。もちろん私の二輪免許取得のきっかけを作ったAT二輪免許開始の際の大手術の中にもこの二つの書類は含まれていた。
 
まじまじ卒業証明書をみた。
やはり私がテストで印字している証明書とは違っていた。手にした証明書には学校の印、検定印の直筆の署名や写真など私が印字しているものとはあきらかに違っていた。違っていたのは内容だけでなく重みも違う。6月27日に入校し約2ヶ月間。人より長い期間かかったがやっとここまできたとしみじみ思った。
 
卒業式は無事に終了した。管理者と入れ替えにアンケートと次の車種の申込書を持った営業担当者が入ってきた。卒業時にアンケートを書くことは知っていた。以前からアンケートの記載箇所には何を書こうかと迷っていた。ちなみにアンケートは全指導員に回覧される。無記名ではあるが卒業日、車種、性別、年齢などから私の場合、直ぐに誰のものかばれてしまう。へんなことを書くつもりはないが私らしいことを書きたいと思っていた。
・二輪をとろうと思ったきっかけ。
・退校するしかないと思ったこと。
・波乱万丈の教習のこと
・とても楽しかった教習のこと。
・バイクが大好きになれたこと。
・教えてくれた先生達への思いなど…
書きたいことは山のようにあった。しかし、私の思いを10分ほどで横15センチ、縦3センチの記載欄にまとめることはできなかった。結局、月並みな言葉を書いてアンケートは回収された。自分の伝えたいことが書けないもどかしさが残った。今なら、一言「運転音痴のブログを読んで下さい。」と書くかもしれない…。
 
続いて次の車種の申込みの説明が行われた。
本日、申込書を提出した場合は同時申込みとして入学金が免除され、且つ有効期限は6ヶ月あると説明していた。
 
「第2回 研究」のブログから私のセンスを分析すると…
「20時限以下で教習が終了 → まぁまぁこんなもん。落込む必要性無」
 
迷うことなく申込み用紙に名前を書いた。
私の次の目標は中型二輪。
いつ入校するかは未定だが多分6ヶ月以内にまた入校することになるだろう。
申込書を提出し、自動車学校をあとにした。
 
いよいよ、新しい免許証が交付される。
あと少し…
 
 
来週につづく…

テーマ:自動車教習所 - ジャンル:車・バイク

【2005/12/23 16:38 】 | 二輪体験記 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑

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