第35回 24.5センチ
8月23日。予定では今日の2時間でみきわめ判定。いよいよ教習もラストスパート。教習最後を飾る指導員は万次郎。
 
台風が接近しているらしく今日はあいにくの雨模様。
入校して2ヶ月近くが経過しようとしているが雨の日の教習は初めて。今までたまたま晴れの日に教習をしていたのかと思うがそうではなく晴れの日を選んで教習していた。
銀河が教習を担当すると決まったときから雨の日は教習しないと宣言されていた。銀河は銀河系を自分でまわしていると思っている強者だが天気も自分でコントロールできると思っているらしい。私が毎日、天気予報とにらめっこしていたことを知るよしもなかった。
 
初めての雨の日の教習で準備に戸惑い、いつも以上に慌しい20分を過ごした。まずはカッパ。乾燥室からMサイズのカッパを探した。Mサイズのカッパを手に取り次は長靴を探した。
23センチ……。
「えっ、ない!!」見つけたのは24.5センチの長靴だった。
私の足は22.5センチ。2センチも大きい。どうしよう…慌てて万次郎のもとに行き聞いた。
「長靴はここにしかないの?24.5センチしかないんだけど…」
「ないらぁ〜。仕方ないから24.5センチ履くしかないだろう。」と万次郎は言った
仕方なく24.5センチの超大きい長靴を履いた。長靴のうえに2センチも大きい。歩くだけでズボズボと脱げそうになる。これで大丈夫なのだろうか…?不安でいっぱいになった。
 
教習が開始した。バイクに乗りローからセカンドへギアを変速した。
足の甲でギアを変速するが靴が邪魔をしてギアの下に足を持っていくことができない。少しオーバー気味に足を動かしやっとのことでギアの下に足が移動しギアを変速することができた。ギアチェンジが終了し今度はギアの上に足を乗せるがこれも一苦労。さっきと同じように長靴の中で足を大きく動かしなんとか定位置に足を置いた。こんな状態でずっとやるのかと思うと不安は更に倍増した。
 
二輪棟コースに移動した。
二輪棟コースにある試験車両(教習車と全く同じであるが試験時のみ使用するため程度がいい)に乗り換えた。クラッチの握りやブレーキの効きが今までのバイクとは微妙に違う気がした。再度、本コースに移動した。
 
小回りの効かない長靴に悪戦苦闘しながらクランクに行った。クランクに入った途端、ガックン。エンストした。前にいた万次郎が渋い顔をした。
「もう一回」と万次郎に言われ再度、トライした。結果は…
同じくガックン、エンスト。万次郎は更に渋い顔をした。
これは長靴のせい?なぜエンストするのか頭の中は????で一杯。
もう一度。
今後は大丈夫と思い、クランクに入ったが同じ場所でガックン、エンスト。
もう頭の中は????だらけになった。
同じ場所でエンストすることはなかなか出来るものではない。しかし、私は同じ場所で100%エンストすることができるようになってしまった。
 
みきわめ判定を前にとても焦った。
次の時間で終了することができるだろうか…
万次郎の口はへの字になっていた。
 
 
つづく…

テーマ:自動車教習所 - ジャンル:車・バイク

【2005/12/13 20:25 】 | 二輪体験記 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑

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