第34回 猿も木から落ちる
8月22日。今日の担当は銀河。
前回のぐるぐる教習で奴(バイク)のことが更に好きになった。今日もぐるぐる教習を行いたく銀河にリクエストをした。但し、前回ぐるぐる教習をしてたら目がまわってしまったのでその点は要注意と注文した。
 
予鈴が鳴り教習が開始した。
いつものように外周を走りその後、二輪棟コースに移動した。苦手な一本橋の練習。今日の幅はどのくらいだろう?毎回、毎回、幅の太さが変わる。この頃は蜘蛛の糸まで細くなることはなくなり細くなってもピアノ線。
しかし、ピアノ線では一本橋の課題をクリアすることはできない。
そこで一本橋のローカル課題を作った。
それは…「落輪することなく渡りきること。」
ちなみに本当の課題は5秒以上かけて渡りきること。
一本橋には「時間と落輪しないこと」の2つの課題がある。
しかし「二頭を追うものは一頭も追えず」のことわざの通り「2つの課題をクリアしようとしたら1つの課題も出来ない」だから1つの課題でOKにすることにした。
卒業検定では100点も90点も同じ合格。少々の減点は目をつぶることにした。
 
一本橋の練習のあとリクエストをしたぐるぐる教習が始まった。
車体が傾く感覚がよくわかる。その上、ニーグリップが効いていないとバイクがふらつく。ぐるぐる教習をしているとバイクの面白さが実感できる。
しかし、このままだと前回同様、目が回る。まずいよぉーと思ったとき銀河のバイクは円から8の字に変わった。8の字を描くと円のときとは違いバイクは右、左の両方に傾く。これってもしかして重心移動??更に楽しくなってきた。ずっとこのまま8の字練習をしていたいと思ったが50分間8の字走行をしているわけにはいかない。
卒業検定に合格できるように法令にそった安全な走りができるように練習する必要がある。残念だが8の字走行は終了し二輪棟コースをあとにした。
 
2段階に入ってから覚えるようにと指示されたコース。
急制動、障害物をよけ、課題速度をだし、右折、左折…何回もこのコースを練習した。
このコースを法令に従い運転することは私にとってとても難しい。特にクランク→踏切→S字…の場所はクラッチ、ブレーキ、ギアに合図。短い距離で沢山のことをやらなければならなくどうしても苦手な合図を忘れてしまう。
S字を通過後、一時停止してから車道コースに入るがその際の右折合図は出し忘れていることが9割。そんな私の運転に銀河の激がとぶ。
「こんなんじゃ、卒業検定合格できないぞ!!」
わかっているよ!!と心の中で呟く。
銀河は後ろを振り返りながら私の出し忘れ合図をチェックしていた。とそのとき銀河のバイクが・・・。
銀河は左折しようとしていたが後にいる私を見ていて予想以上に内周りしてしまった。コースアウト。止まったまではよかったがくぼみに足を取られ思わず転倒!!銀河は慌ててバイクを起こした。耳はヘルメットでみえなかったがきっと真っ赤になっていたに違いない。(ちなみに銀河は興奮すると耳たぶが真っ赤になる。)ちなみに顔は真っ赤だった。
私は涼しい顔でみていた。
「大丈夫?」と聞いた。銀河からの答えはなかった。
 
転倒は偶然だが…
身をもって脇見運転の危険を教えてくれたことにした。
体をはった教習に拍手。でも、怪我には気をつけないと…
 
教習終了後、「猿も木から落ちるよね」と銀河に言った。
「……」銀河は多くを語らなかった。
 
今日で銀河の教習は終了。
最後はかっこよく終わるはずだったのに…
 
 
つづく…

テーマ:自動車教習所 - ジャンル:車・バイク

【2005/12/12 18:33 】 | 二輪体験記 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑

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