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8月18日。今日の担当は銀河。2段階はシミュレータや特別に定めた項目時間が大半のため普段、教習を行っていない銀河の教習は1段階までの予定でいた。ところが予想外に大物だったようでまだまだみきわめまでほど遠いため銀河が担当することになった。
ちなみに現在の運転技量は… それなりに一通り運転はできるが一本橋、クランク、S字など狭い場所での走行は安定しない。いつもフラフラ綱渡り。滑らかな走りとはほど遠い状態である。 久々の銀河の教習。 苦手な一本橋、クランク、S字を中心に行った。 クランクで転倒して以来、クランクでエンストする回数が増えてきている。 ハンドル操作に集中していると奴(バイク)からの悲鳴(ガタガタ)を聞きそびれ気がつくとガックン停止。逆に奴(バイク)からの声に集中しているとハンドル操作がおろそかになりコーンにゴツン。両方に集中しなければと思うととてもスローペース。フラフラ、フラフラいつ倒れてもおかしくない。 こんな私の運転に銀河の激が飛ぶ。 「もっと滑らかに走れ!!」「もっと斜体を倒しながら走れ!!」 そんな銀河の激を耳に「だってできないもん。」と小声でつぶやく。 何度、走っても私のスローペースは変わらなかった。 銀河は後ろについて来いといいクランク、S字から外周を走りはじめた。外周走行したあと以前練習した大型車用のクランクを走り続けて普通車用のクランクを走った。スローペースからまったく改善がなく二輪用の狭いクランクでは斜体を倒した滑らかな走りの練習はできないと思ったらしい。広い場所でとにかく斜体を倒すことを身につけさせようとしていた。しかし、どちらのクランクでも銀河が思うような走りは私にはできなかった。 そこで銀河は二輪棟コースに移動した。 教習終了まじかで皆、本コースで練習していたため二輪棟コースには誰もいなかった。 「俺のあとについて来い」といい二輪棟の外周を走りはじめた。教習1時限目に発進・停止の練習を行った場所で銀河はそのまま円を描き始めた。直径にして5メートルくらいの円をぐるぐると描き始めた。私も銀河の後を必死になってついていった。 とその時、いつもと違う感覚を味わうことができた。さっきまでは怖くて車体を倒して曲がろうなんて思ってもいなかったのに銀河を追っかけていたら自然に円を描きながら車体が倒れていた。 後で気づいたこと。 スピードが出ると車体がまっすぐ走り壁に激突することが怖くなるはずなのに・・・、その時はただ前を走る銀河についていこうと背中だけを見ていたため無意識のうちに車体が傾いていたのだ。 同時に、ニーグリップもきいているような感じがした。以前のニーグリップの感覚とははるかに違う。 ニーグリップがきいていないと車体がふらつくのだ。 今までにこんな感覚を味わったことはなかった。銀河が言っていたことはこのこと? やっと車体を倒せと言われた意味がわかったような気がした。ときどきふらつきながらも銀河の後を追いぐるぐると円を描いた。めちゃくちゃ楽しかった。バイクって本当に面白いと思った。 ぐるぐる、ぐるぐる… そういえば子供の頃に読んだ絵本で悪い蜂が木の周りをぐるぐるまわっていたら蜂蜜になったという話があった。蜂蜜にはならないが今の姿はそのときの絵本とマッチしていると思った。 なんだか目が回ってきたような気がした。 銀河はまだ走り続けている。終わる気配はない。このままいくと…目が回る。 慌てて銀河に「目がまわった」と叫んだ。銀河は笑いながらぐるぐる教習を終了した。 二輪実習室に戻った。 「いつもより車体が倒れたのがわかった。奴(バイク)のことを更に好きになった。中型二輪の免許も絶対とるから…」自身満々に銀河に言った。 「目がまわるようではまだまだ。目線ができてない。中型二輪のことより今を考えろ!!」と言われた。 くっそーーと思ったがぐるぐる教習に大満足で銀河の言葉をすぐに忘れた。 来週につづく・・・ |
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