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シミュレータの教習が終了した。次の時間は学科教習。二輪ディスカッション室に移動。
休み時間、むかえのディスカッション室に行くまえに私は建物の中を走りまくっていた。なぜかと言えば・・・。 私の頭には「学科=教本」という方程式がある。ところが手元にあるのは・・・教習簿&乗車券発行の際に使うIDカード。学科教本がないじゃん!! 忘れていた。正確にいうと忘れていたというよりなくしてしまっていた。最後に教本を見た記憶は教習1時限目の二輪実習室。それ以来、教本は見た記憶がない。 慌てて探したがどこにも見つからない。どうしよう・・・。借りるしかない。事務所に行った。 説明をすると不思議顔? 「教本?二輪専用の学科教本はないよ。」と言われた。 「だって入校日に教本もらったよ。」と問いかけた。 「それは運転教本。技能用。学科はないからそのままで大丈夫。」と言われた。 そういえば教本は運転のことしか書いていなかった。 「技能=教本」の方程式は存在していなかった。これを機にこの方程式を追加することにした。 それはそうと私の運転教本どこに行ったの??? 結局、みつからなった。 問題が解決し二輪ディスカッション室に入った。中には先ほどシミュレータの教習を一緒にやった教習生が待っていた。小部屋に二人。し〜んとしていた。どこかの雰囲気と似ている。 あっ!!これは・・・マウスのクリックの音まで響きわたってしまうあそこだと思った。この空気を脱却せねば・・・ 相手はみるからに学生。話をする気配はまったくない。一応、ここの社員だし話は私からだよね・・・と思った。でも、若い子は苦手。何を話していいのかわからない。 30秒の時間が1時間に思えた。 とりあえずありきたりだが「学生さん?」と聞いた。見ればわかるけどさと思いながらの質問した。 「はい。」 「どこに学校?」と更にありきたりの質問をしてみた 「隣です。」 「えっ!!そうなの。」な〜んだ、身内じゃんと思った瞬間から敬語でなくなった。気が楽になった。 あの重苦しい雰囲気は一身した。 この休み時間は体力的にも精神的にも大変な時間だった。次の時間の体力を使いきったような気がした。そこに座っている学生君あとは頼むよと彼に暗示をかけた。 ドアが開きちょろ先生が入ってきた。 つづく・・・ |
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