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8月10日。2段階4時限目はまたまたシミュレータの教習。シミュレータを使った教習は全部で3回あるが今日で最後となる。
担当はちょろ先生。ちょろ先生には検定関係のシステムの手術の際にはよく相談にのってもらっている。とてもせっかちだが親身に話を聞いてくれていつもとても助かっている。 そういえば以前、ゼッケン裏表を指摘されたり、走っている姿を見て「足がぶらぶら、格好悪いなぁ〜」と言われたことがあった。 シミュレータの部屋にちょろ先生、もう1人の教習生と私の3人が集まった。 教習が開始し、ちょろ先生がこの時間に行うことを説明した。 今日のお題は「危険を予測した運転」 「今から2人にシミュレータに乗車してもらうけど色々な危険な場面が沢山でてきます。慎重にならずいるものように運転して下さい。事故しても怪我はしないので沢山、事故してください。」と言った。 シミュレータにもう1人の教習生が乗車した。走り始めた。 交差点、右折しようとしたらトラックの影から車が・・・見事にぶつかった。 ちょろ先生が「うん、うん、いいね〜。」と言った。 何度も危険な場面が現れた。教習生はちょろ先生の願いの通りぶつかった。 ちょろ先生はその度に「うん、うん、いいね〜。」と繰り返し言った。 ちょろ先生の言葉を聞きながら、なんだぁ〜。今日は思いっきり事故していいんだ。これなら私の得意分野、お手の物と気が楽になった。 私の順番がやってきた。 エンジンをかけてスタート。いつもことだがシミュレータは何か運転感覚が違ってやりにくい。どうしてもアクセスの音を響かせてしまう。今日もいつものようにアクセル音は響きわたっていた。 危険な場面が次から次へと現れた。その度に「あっ!!」という声とともにぶつかっていく。ぶつかるときは声だけではない。なぜだか体も動いている。 場面は・・・ 道の脇に停車中のトラックの横側を通過しようとした。突然、トラックのドアが開いた。見事にぶつかった。体はドアをよけようと前かがみになっていた。 ちょろ先生が「じゅんぺいさん、体まで反応しなくていいから・・・」と言った。 と言われても・・・意図的に反応しているのではない無意識に動いてしまうのだ。 「あっ!!」という声、体が左右前後に動く・・・私は真面目にやっているのだが人からみるとふざけているようにみえるのかも・・・ ちょろ先生がもう1人の教習生に「ごめんね。この人、ここの社員なので・・・」と言った。「ごめんね??」この言葉の意味は???私は真面目なんだけど・・・。 途中、私の運転音痴が白熱した。まったく危険のない道路。ちょっとしたカーブを走行中、なぜだか壁に吸い寄せられそのままドカーン!!とぶつかった。 それまで「うん、うん、いいね〜」といっていたが今回の事故には「今の何?」と質問した。心の中で「これが私の運転技量です。」と叫びたかったが、口からは「・・・・・・」、首をかしげた。 危険を予測した運転の練習は必要だが自爆の練習をしても意味はない。 ちょろ先生は「これはなかったことに・・・」と言った。 自爆したことは3人の記憶から消去された。 教習時間が終了した。 今の運転を参考に次の時間に学科教習を行う。 有意義、無意味なそれぞれ沢山の題材が集まった。 つづく・・・ |
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