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教習開始の予鈴が鳴り、いつものように挨拶からはじまった。久々の教習に少しワクワク。
長いお休みをしたため、発進と停止の復習から…。問題なし。 本コースへいざ出発。 クラッチを戻し、アクセル握って…。久々の本コースに力が入ったのかいきなり“”ブオーン“”。 前のタイヤが地面から浮いた。隣で見ていた、あったんが“おーーやばい”とびっくり顔。私もびっくりした。 体制を整え本コースに入った。 銀河が前を走っていく。追いかけるようにアクセルを握った。ロー、セカンド、サード…。銀河のバイクのランプ(教習用のバイクは車体の前後に各ギア毎のランプが付いていて現在のギアのランプが表示される)を見ながら合わせてギアを変えた。 1周、2周…。だんだんスピードアップ。ん??今までよりはるかに早い。銀河は私を試しているなと思った。スピードくらい私だって出すことができる。負けるもんか…銀河を追いかけアクセルを握った。直線からコーナにさしかかった。あっ、遠心力がかかっている。バイクが大回りして隣の車線に行きそうと思ったとき、前から普通教習車が走ってくるのが見えた。“やばい”このままでは正面衝突してしまう。慌ててブレーキを踏んだ。とりあえずぶつからずに済んだ。あ〜びっくりした。無理は禁物。自分のペースで走ろうと思った。遠心力のかからないスピードで走行した。銀河は前で待っていた。 「前から車がやってきた。ぶつかるかと思ったよ。もっとスピード、考えて!!」と言った。 「だからグリップきかせて、車体を倒せと言っているだろう。」逆に言い返された。 くっそー!!少しくらい心配しろ!!と思ったが銀河の言っていることは正しかった。 外周から二輪棟コースに移動した。 前回できなかった一本橋の練習。今日こそはと思う気持ちと今日もと思う気持ちが交錯していた。 スラロームで慣らして一本橋のスタート位置へ。やっぱり私には蜘蛛の糸にみえた。 発進!!すぐ落ちた。再発進、途中まで行って落ちた。再々発進、なんとかゴールまでたどり着いた。ほっとしながら再度、スタート地点へ。 銀河が、「足がぶらぶらしてみっともないなぁ〜。肩の力を抜いて足のグリップをきかせろ!!」 できたことはほめてくれないの???と思った。「豚もおだてりゃ木に登る。」ほめられたら「一本橋でバランスを取り止まっていることができるかも」と心の中で叫んだ。が…次の瞬間、それはないことがわかった。 「もう一度」という声とともに再トライ。銀河が予想していた通り、バイクは落輪した。 再トライ、再トライ、再々トライ… 数えきれないくらい練習した。と、そのとき銀河が後ろで「クラッチ!!」と大声で叫んだ。一本橋から落ちた衝撃でアクセルを強く握ってしまった。バイクの前輪が地面から浮きアクセルの音が響きわたった。バイクはウィリーし暴走する直前だった。 両手でブレーキ、クラッチレバーを握った。バイクは暴走することなく地面に着いた。銀河が走ってきた。 「よく、クラッチを握ったな。クラッチをにぎらなければ壁に激突していたことは間違いないだろう。俺もヒヤッーーとした。クラッチを握ればギヤが入っていてもエンジンの動力は伝わらないから・・・。とっさにクラッチを握った判断は正しいぞ。暴走しそうになったときは今のようにクラッチを握るんだ。」 とクラッチを握った私の行動をほめてくれた。二輪の教習をしてほめられたことなかったのに…。 でも… 私は決してクラッチを握ろうと思って左のレバーを握ったわけではない。暴走しそうになったバイクを止めなければと思ってブレーキだと思い両手でレバーを握ったのだ。だって、自転車だとブレーキは両手で握るから…。暴走しそうになった際、思いは「クラッチ」ではなく「ブレーキ」だったのだ。ともかく大きな事故にならなくてよかった。一歩、間違っていたら病院行きだった。危機一髪だったがよい経験をしたと思った。 ちなみに、免許をとった今、この出来事が生かされていることは間違いない事実である。 今日の一本橋の練習は終了した。本コースで外周を走りながら気持ちを落ち着けた。 まだまだ一本橋の練習はつづく 来週につづく… |
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