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6月29日。今日は平日だが仕事はお休み。2時間目に教習の予約を入れていた。
3回目の教習はシミュレータ。シミュレータは擬似二輪運転装置。画面をみながら運転し危険な場面に遭遇したり、ブレーキやアクセルの使い方などを計算し運転の癖を教えてくれる機械。優れものでもあるがとても高価である。人によっては気持ち悪くなることもあるらしい。車酔いをする人は要注意!!私は車の中で新聞を読めるくらいだから大丈夫。 指導員は万次郎。万次郎とは以前、教習システムのメンテナンスの仕事を一緒に行っていた。今は普通車、二輪車を始め大型にいたるまで様々な教習の指導を行っている。そうそう検定の資格も取り検定員としても活躍している。 今までの2回の教習は1対1で教習を行ってきた。が、シミュレータはそうはいかない。機械は1台と限られているし実際の乗車をするわけではないので危険でもない。他の教習生と一緒に教習を行うことになった。他の教習生と一緒に教習をするのは始めてである。どんな教習生と一緒に行うのだろう…少し緊張した。 シミュレータ室に教習生と万次郎、私の3人が集まった。教習がスタートした。 万次郎から車両の特性について説明をうけた。順番にシミュレータを使い運転を行った。 基本的にゲームはとても苦手、ゲームセンターのカーレースはいつもビリ。順番待ちをしている間、なにか嫌な予感がした。 私の番がやってきた。予感は見事に的中した。 いきなりブオーン!!アクセル音が部屋中に響きわたった。やばいやばい、右手の力を抜いた。 えっ!!この次、何やるの?そういえば1時限目、発進も出来ずに終わっていた。2時限目はAT教習でギア操作なし。そして今。この先の操作はどうするの??えっと…説明を受けた通り…。今はローだから次はセカンドにして…。画面もなんだか変わって行く。えっ、えっ、なんだかよくわからなくなってきた。 「ロー、セカンド、サード、ブレーキ」と万次郎が声をかけた。万次郎の声にあわせてギアを変えた。なんとか走れるようになった。ほっとした。 ほっとしながら運転をしていたら万次郎が一言。 「ここはアメリカの道路ではありません。」 当たり前じゃん。ここは日本よ!!と思った。言われた意味がわからなかった。 一緒にやっている教習生が笑った。私には意味不明??? よくわからない私に万次郎が言った。 「日本の道路は左側通行」 そうか、やっと意味がわかった。右側通行(逆走)していたのだ。ハンドルきって進路変更。ゲームのセンスとシミュレータのセンスは同じ?と思った。甥っ子とレースゲームやってもいつも負けるし仕方ないよと自分を慰めた。 2人の1回目の模擬運転が終了し、万次郎がそれぞれに運転における注意点を説明した。その後、再度、運転を行った。今度はカーブもありさっきよりちょっと難しそうなコース。私の番がやってきた。エンジンをかけて出発。少しギアの操作に慣れた感じがしたと思ったとき私の目の前にカーブがあらわれた。 えっ、曲がれない!!ガードレールを突き抜けて暴走し始めた。もう、道に戻ることはできない。 万次郎が 「ここはジャングルではありません」と言った。 今度は意味がわかった。 好きでジャングルを走っているわけではない。バイクが勝手にそっちに行ってしまうのだ!!と言いたかったが余裕なくひたすら道なき道をつき進んだ。 帰り際、万次郎から「やっぱり大物だなぁ〜。ギアの練習しとけよ!!」と言われた。 笑いながら「はい」と答えた。 アメリカ&ジャングルでの教習は終了した。 シミュレータの画面はドラエモンの「どこでもドア」。50分でアメリカとジャングルに行くことができるのだ。 つづく… |
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