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AT二輪免許がスタートしてから数日が経過した。
コースでは時々、私を苦しめた奴が走り回っている。気持ちよさそうに走る奴をみるとむしょうに腹が立つ。嫌いだ、嫌いだ、大嫌い!! 大手術を行った教習管理システムは順調に動き出し仕事も少しずつ落ち着きを取り戻し始めた。そして、私にも少しずつゆとりが出てきた。 そんな矢先、ふと思った。 こんなに白い毛も増え、辛い思いをして・・・ そうだ自分にご褒美をあげよう!!そういえば、以前オリンピックで金メダルをとった選手が「自分にご褒美を・・・」(違ったかな?)なんて言葉を言ったような気がする。今はその言葉の意味がよくわかる。 オリンピック選手には一生、残る金メダルがある。でも残念ながら私には金メダルはない。だから辛かった日々を絶対に忘れないよう金メダルに変わる何かを自分に買ってあげようと思った。何がよいだろう?バック、洋服、アクセサリー・・・色々な物が頭に浮かんだ。でもどれもいつかなくなってしまう。そして、あの日々もきっと忘れてしまう。 これでは駄目だ!!必ず残るもの・・・一生残るもの・・・何かないか・・・。 外を見ると奴が元気に走っている。 そうだ免許だ、二輪の免許を取ろうと思った。 よく考えると奴に苦しめられただけで私は機械である奴を操ることもできない。これでは人間である私が機械の奴に負けていることになる。絶対に許せない!!そう思った瞬間、私の闘志は燃えてきた。 自分でも運転音痴であることは充分わかっている。奴を操るにはセンスが必要だが、ほぼ99.9%ない。でもこのまま引き下がるわけにはいかない。 奴を操る二輪の免許をとろう。 免許は一生もの!! きっと免許証の「普二輪」の文字を見るたびに私はこのことを思い出すだろう・・・。 私は硬く決意した。 そして奴への挑戦がスタートした。 来週へつづく |
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