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AT二輪の免許が話題にでたのは数年前。
なぜAT二輪なんて免許が必要なの?スクーターといえば原付免許で充分でしょ!!っと、思っていたが世の中は違っていた。125ccクラスのバイクはほとんどスクーターに移行していた。二輪に興味のない私にとっては「ふ〜ん」と、無関心。 ところが平成17年6月よりAT二輪の免許が開始すると決定したときには無関心でいるわけにはいかなかった。(教習管理システムの大手術が必要だから・・・。) 免許開始時期が決定したが手術に必要な教習カリキュラムなどはなかなか決まらない。やはり今回も警察庁から詳細が発表されたのは開始直前だった。その上、聞いたことが二転三転しそのたびに私の頭の白い毛が1本、2本・・・もう数えられないくらい増えていった。そんな直前にだされても大手術は無理なのに・・・と思いつつもやらなければならなかった。短期決戦のなか主治医としての重荷と重責に負けそうで「3ヶ月後の自分に出会いたい」と、現実逃避した言葉をよく口にしていた。なぜだか突然、涙がボロボロ・・・なんてこともあった。そんな中、元医院長が私に救いの手をさしのべてくれた。やっと落ち着いた気持ちで手術の準備をすることができた。あぁ〜本当に辛い日々だった。 5月31日、いよいよ大手術の日がやってきた。手術は深夜にまでおよんだがなんとか無事に終了。3時間後、いつもと変わらない朝が始まった。表面は何も変わっていない。皆にはこの大手術はきっとわからないのだろう・・・そして私の苦労も・・・悲しい気もするが仕方がない。これが私の仕事なのだ!! 事務所からコースを見渡すと車庫にあるスクーターが目に入った。 こいつは・・・ 「お前が私を苦しめた。お前なんて大嫌い!!」と心の中で何度も叫んだ。奴を蹴飛ばし、ハンマーでたたき壊し粉々にしたい気持ちでいっぱいだった。でも悔しいことに奴はめちゃくちゃ重い。蹴飛ばしたら奴を倒す前に自分が病院行きになる。病院に行く前に自分の視界から奴を消した。 初日が終わった。ここまで長かったなぁ〜としみじみ感じた。 AT二輪免許がスタートし、私はバイクが大嫌いになった。 つづく |
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