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検定結果案内の放送が終了し、ロビーに集まった人々は電光掲示板に注目していた。
電光掲示板に電気が流れた 「3」の文字の背景にはランプが光々と点灯した。 見事に合格!! 二輪のときには全員が合格したが今日は数名、不合格者がいたようだった。他人のことではあるが少し残念だった。しかし自分のことだけ考えれば教習もオーバーすることなく規定教程数で終了し、検定も見事1回で合格。運転音痴の私には快挙の出来事であった。 放送の指示に従い朝集合した2階21教室にむかった。 教室に行くとコン課長が待っていた。待ち時間に書いたアンケート用のメモ用紙を握りしめ席に着いた。卒業証明書を作成しているこの時間に恒例のアンケートと次の免許の紹介が行われた。コン課長がアンケート用紙を配り始めた。私の手元にもアンケート用紙がやってきた。握りしめていたメモ用紙を机の上におき清書し始めた。ペンはスラスラと動いく、書きあがったとき顔をあげるとそこにはコン課長が立っていた。まさか・・・とは思ったが皆アンケートを書き終わり私の終わるのを待っていたのだ。 「はい」と手渡した。コン課長は私のアンケートを回収すると前に行き「次の免許を・・・」と同時申込みの説明を始めた。二輪の免許を取得したときと同じ説明だった。配布された同時申込みの用紙に悩むことなく名前を書いた。次の希望車種の欄「二輪 審査」に○をした。 コン課長が部屋から出て行き、卒業式が始まった。 卒業証明書が私の手元に届いた。中をあけてみると試験場で必要な書類が沢山入っている。 卒業証明書をみながらこれまでのことを振り返った。 教習は毎時間とても楽しくて充実したこと。 合格したうれしさと、今までの楽しい思い出が頭の中を駆け巡るとともにこれで大特に乗ることもないのかという寂しさも入り混じった複雑な心境であった。 そしてもう一つ忘れてはいけないことがあった。 今回の大特の免許の点火剤となったやっこ先生の退職。 この免許を手にしてしまったら本当にやっこ先生とさよならしてしまうような気がしてとても寂しい気持ちであること。まだ1ヶ月もあるのに…。 そこで卒業証明書の有効期限は最大限活用し試験場に免許を取りに行くのはやっこ先生の退職後にすることを決意した。 明日からまた普段と変わらぬ日がやってくる。残された1ヶ月。 これからもやっこ先生との思い出を沢山作ろうと思い学校を後にした。 終 この「続・体験記」はこの回をもって最終回となります。今までご愛読頂いた皆さん本当にありがとうございました。試験場に大特の免許を取りに行った暁にはこのブログにて報告をしたいと思いますので是非、これからもこのブログを末永くご愛好ください。 |
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トラブルの続出だらけだったが無事、卒業検定は終了した。
ロビーで結果がでるのを待っていた。 ロビーからコースを見ていると銀河がやってきて「どうだった?右側通行しなかったか?」と聞いてきた。「右側通行は大丈夫。でも・・・」と言い、遮蔽物での出来事、合図の止め忘れのことなど事細かに説明した。 銀河は「大丈夫だろう」と言い残し立ち去った。 私は銀河の言葉には半信半疑だった。 しかし、二輪のときのような脱落感はない。結果は半々だと思っていた。 コースではまだまだ検定が行われていた。他車種の場合は学生より社会人が多いため日曜日の検定は大賑わいである。私は早々に検定が終了したためコースをひたすら眺めていた。今日はこの場所でどれくらいコースを眺めているだろう・・・。暇だなぁ〜と思ったとき、ふと頭の中をよぎるものがあった。 そういえば・・もし合格したら卒業証明書をもらった後にアンケートを書くことになる。二輪のときのアンケートには盛沢山の思いを短い言葉に整理することができず、ありきたりのことしか書けなかった。 バランス先生のところにいってメモ用紙をもらいこの時間にアンケートの内容を下書きしておこうと思った。 う〜ん、なんて書こう。 2〜3行程度にまとめなければならない。書いては消し、書いては消し・・・ やっと完成した内容は・・・ 「大特の振動とふらつきに・・・」 書いたメモ用紙を握りしめコースを眺めていた。するとパンダ先生が「じゅんぺいさん・・・」と呼んできた。検定終了後の講評であった。パンダ先生は「じゅんぺいさん、ハンドルは両手で持つのですか?」と聞いてきた。やはり大特のハンドルを両手で持つ人は珍しいようだった。「実は・・・」とハンドルを両手で持つようになった経緯を説明した。パンダ先生は「もう少し遠くを見たほうがいいですね〜。ふらつきもなくなりますよ。」と言うアドバイスをしてくれた。 万次郎、ちょび先生ともに言われた言葉だった。 パンダ先生は「結果がでるまでもう少し待ってくださいね。」と言いその場を立ち去った。 結果報告をする放送が流れた。 検定を受けた教習生が続々と電光掲示板の前に集まってきた。 二輪の時には検定室入り口の前で肩を落としながら待っていたが、今日は掲示板の中心で受検番号「3」の文字の箇所を見つめていた。 つづく・・・ |
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大きな深呼吸をして気持ちを落ち着けた。
いよいよ検定開始。 エンジンは既にかかっている。周囲の確認から始まった。残念ながら休憩時間にあたらなかったためコースには沢山の教習車が走っている。 ブレーキから足を離すと車はゆっくり走りはじめた。 障害物をよけ20kmの課題。なんとかクリア。 よし、よし。 合図、確認、ギアの変速も今のところ問題ない。落ち着いて落ち着いてと言い聞かせながら、一つひとつの操作を言葉に出しながら走行していた。 そんな私に1つ目の試練が訪れた。 それは方向変換の場所での出来事だった。 方向変換の場所に向かっていったら普通車がその場所で方向変換の教習をしている。あっ!!この先どうしたらよいの?教習していたときのことを50mダッシュの勢いで思い出そうとした。 えっっと・・・。 思い出せない。どうしたらいい!! 私には冷静に判断することは無理だった。 そんな時、救いの言葉が私の耳に入ってきた。 「手前でちょっと待っていてください」 ブレーキを踏み、方向変換入り口手前で止まって待つことになった。停止していた時間は30秒以上あった。その間に焦る気持ちを落ち着け落ち着け。教習車は方向変換の練習を終了しその場から出て行った。指導していたのはカイ先生だった。 気持ちを切り替え方向変換を行った。無事に終了し外周走行に入った。合図、ギア、ブレーキ操作も問題なく順調に走行していた。 次の試練は遮蔽物の場所だった。 一時停止の標識に従い一旦停止をした。そこから右折していくのだが前方を見るとこちらに向かって右折しようとする車が止まっている。 これはどうしたらいいの? こちらは一旦停止だから止まるべきだよね・・・ ん???その車は動かない。譲ってくれているの? 更に直進から右折しようとする車まで止まってしまった。やっぱり譲ってくれているの? 少しづつ車を動かしてみた。 すると直進車が走ってきた。これは止まらねば・・・。ブレーキを踏み止まった。すると直進車までが止まった。(4重停車の状態にはまっている。) ん???私はどうしたらいいの?お願い誰か合図して!! 叫びたい気持ちで止まっていた。 すると直進車に乗っていたカイ先生が助手席から身を乗り出して「どうぞ!!」と手を差し伸べてくれた。 やっと進むことができた。ほっとした。カイ先生の手がなかったら4台の車はずっとにらめっこ状態で止まっていたに違いない。(私に皆が道を譲ってくれていたようだ) なんとか難関を突破できた。 残り後僅かというところで3つ目の試練がやってきた。 踏み切りを通過し残りは外周を走行して発着所での停止。合図を出し外周に入り走行していた。後は停車だけと思っていたところ。 隣から「合図、戻そうか・・・」と声がした。 気がつくと外周に入るために出した合図が出続けていた。とうとうやってしまった。ずっと気をつけなければと思っていたことだった。遮蔽物での出来事から気持ちの入れ替えをすることができなかった。直ぐに合図を止めた。 動揺する自分に「合図は特別減点項目、1度の失敗は減点されない。」と自分に言い聞かせ発着地点に着き停車した。 ホットした。 検定はまだ終了していなかった。バケット、エンジンもそのままであった。 最後の駐車措置。 あれ??何からやるんだっけ?? 最後に頭が真っ白になった。 落ち着け、落ち着け、順番ではない駐車のときに行うことを一つひとつ行なえばよいのだ。「バケットを・・・」と言いながら一つひとつゆっくり確認しながら操作し最後にエンジンを止めた。 卒業検定終了。 つづく・・・ |
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2月26日。
朝起きたときからソワソワ気分。いよいよ今日は卒業検定だ。 え!天気は雨。 そういえば二輪の卒業検定のときにも雨(台風)だった。私の憂鬱な気持ちは天に通じているのか。 ちょっと早く学校に着いたためロビーで待つことにした。 検定室では検定員が忙しそうに準備をしている。私の検定を担当してくれるのは誰だろう?と思いながら検定室のほうを眺めていた。 おかしいなぁ〜、今日、検定を受検するらしき人がなかなか見当たらない。そう思いながらぼぉっーと待っていた。気がつくと8時30分をまわっていた。 あっ!!集合時間、集合場所は?検定の申し込みをした際に渡された黄色の案内用紙を確認。 集合時間は8時40分、集合場所は2階21教室。ここでいくら待っていても受験する人が見えないわけだ。慌てて集合場所へ行った。集合場所には検定を受ける教習生が大勢待っていた。掲示板に張ってある受験番号と名前を確認して席に着いた。集合場所に着いたのは私がビリだったが、とりあえず時間には間に合った。 部屋には二輪、大型など色々な車種の受験生が集まっている。ちょっと恥ずかしさを隠しながら何事もなかったかのように涼しい顔で席に座った。 検定担当員が部屋に入ってきて受検者の名前と受検番号を確認し担当検定員を発表した。 私の担当はパンダ先生だった。全体の説明が終了し二輪以外の受験生は1階ロビーに向かい各担当検定員から説明を受けることになった。パンダ先生は大型、普通審査、大特の3つの車種の検定を受け持つ。 大特の受検生は私1人で順番は大型の2人が終了してからの3番目であった。 パンダ先生から検定の説明を受け、検定開始までロビーで待つように言われた。 検定開始まで検定コースの書かれた用紙を片手に外を眺めていた。 パンダ先生は車両の準備をしていた。コースには沢山の教習車が走っている。自分が検定を受けるときは休み時間であってほしいと強く願った。時計をみると微妙な時間帯だ。 パンダ先生の説明を受けてからどのくらい経ったのだろう。検定はなかなかスタートしなかい。私の緊張の糸はだんだん切れ始めダラダラモードに変化していく。 やっと大型の検定が始まったが自分の番まではまだ時間がある。ぼぉっーとコースを眺めていたら万次郎が二輪の教習を行っていた。教習生と二人で8の字を描いていたら突然、教習生が転倒した。昔の自分をみているようで懐かしかった。 あっ!あっ!気がつくとさっきまで駐車場にあった大特が見あたらない。 あれ???探してみるとパンダ先生が乗り検定発着場所に移動していた。やばいやばいのんびり教習をみている場合ではない、慌てて発着場所に向かった。とりあえずパンダ先生より先に発着場所に着くことができた。いよいよの検定に一気に緊張がアップ。どうしよう・・・頭が真っ白になってしまった。 落ち着くようにと手のひらに「人」を3回書いて飲み込んだ。しかし緊張は変わらない。 頭の中は真っ白のまま発着場所に停車した検定車両に乗り込むことになった。 パンダ先生に受験番号と名前を言い、エンジンをかけならし走向(外周を1周走る)をして発着地点に停車した。 緊張はピークに達している。このままで大丈夫だろうか…。 パンダ先生は私に緊張を察したようで「じゅんぺいさん、深呼吸しましょうか?」と言ってきた。 私は「はい」と答え、大きく深呼吸した。ちょっと肩の力がとれた気がした。 いよいよ検定の始まりだ。 つづく・・・ |
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「はい、2回目行くよ。」と淡々とした口調で言った。
自分の世界に入り走り始めた。 魔の右折箇所。 「▼、▼…」といいながら右折した。無事に右折完了。 方向変換場所にやってきた。ハンドルを切りながらバックした。 あれ??多分これでは入らないかも…。 ブレーキを踏み、車を止めた。 「チョロ先生、多分入らないと思う…」と言った。チョロ先生は「方向変換は1回で入らなくても減点対象とはならない。駄目だと思ったらその場で切り返すのではなく始めの場所に戻り再度、初めからやり直すように。その場で何度も切り替えしを行うと減点されるからな。それから初めからやり直す場合は後方確認も忘れないように。」と言った。「はい」と笑顔で答えた。私の場合、1回で方向変換が終了するように練習するよりか失敗したときの対処法を教えてもらっておいたほうが賢明である。方向変換が入らなかったのはよかったことかも…とポジティブに考えることにした。 ギアを前進して元の場所に移動した。 ギアをバックに入れて、ハンドル回して…。 あっ!!後方確認を忘れていた。慌てて左右後ろを見渡した。 チョロ先生は「あと、1秒遅かったら減点だったなぁ。俺はうずうずした」と言った。ギリギリセーフ、よかったと胸をなでおろしながらふと思った。チョロ先生は誰も認めるせっかち先生である。このせっかち先生がよくここまで我慢したなぁ〜と思った。教習の場面ではチョロ先生のせっかち度は低くなるのかも・・・。 2回目の方向変換は無事に終了し、発着地点に戻ってきた。 「はい、3回目行くよ。」とチョロ先生は言い、またまた私はエンジンをかけた。合図を出して右後方の確認。ブレーキを離そうとしたとき、左後方確認を忘れていたことに気がついた。ブレーキを再度、踏み込み左後方を確認。チョロ先生は「気がついたか〜」と言った。やはりここでもチョロ先生のせっかち度は低かった。 スタートのつまずきを事前に防いだせいか3回目の模擬検定は問題なく無事に終了した。 教習時間は終了時間に近づいていた。大特駐車場所に移動した。バケットをおろしてエンジンを切った。チョロ先生は教習簿を開いていた。2段階みきわめ実施者印の箇所に押印し、「良好」に○を付けた。 無事に教習が終了した。 大特から下車し、チョロ先生は私を検定カウンタまで案内してくれた。(当然検定申込窓口は知っているものの)検定の申込をした。私の検定日は2月26日に決まった。 来週につづく・・・ |





